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二十五菩薩来迎会
NIZYUUGOBOSATSU-RAIKOUE
小諸市平原十念寺(じゅうねんじ)には、阿弥陀如来と二十五菩薩が天上から下り、
死者を極楽浄土に導いてくださるという、ねり供養の二十五菩薩来迎会(らいこうえ)が
伝えられています。
「鳥面」(鳥の姿の)雄雌二人の踊り。
鳥は夜明けを表わしていると考えられています。
火焔太鼓の「ドン」にあわせて、かかとをつけてうずくまり、
両肘を張って指を軽く組み、次の「ドン」でピョンと跳ね、
ばちで太鼓の留金具をこすってカタカタとなると中腰で右足を斜め後方に蹴って、
またうずくまります。
あでやかで優雅な舞いの天人が登場します。頭光(ずこう)を背負って、
頭には宝塔、胸には透かし彫りの飾り、神々しい白衣をまとい、赤い天衣を
ひるがえしています。右手の金色の扇、左手には蓮の花を持っています。
素晴らしい極楽浄土を感じます。
「おねり」。二十五菩薩の登場です。体を左右にくねらせて、
太鼓にあわせて歩みます。
全員が揃うと阿弥陀菩薩を中心に脇菩薩が和讃に合わせて行者(死者)を救い、
一行に導かれて浄土へ旅立ち(退場)になります。
平原の来迎会は古い形を崩さずに伝えている事でも高い評価を得ています。
2001年4月29日東部町祢津大日堂(34年ぶりの)御開帳にて撮影
奉納が行われた祢津周辺の文化財をご覧下さい。
近くの姫子沢も北沢さんのページでご覧下さい。[戻るボタンで戻ってきて!]
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