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東山道清水駅
TOUSAN-DOU SHIMIZU NO UMAYA
東山道(とうさんどう)は 近江国(滋賀県)の勢多駅(せたのうまや)を起点として、東国に向かった、”東(あずま)への山の道”で 美濃国(岐阜県)の坂本駅(さかもとのうまや)から神坂(みさか)峠を越えて信濃に通じていました。
『延喜式(えんぎしき)』(905〜927年にかけて編集された官撰の書物)によれば、信濃は15駅と記載されている。
清水駅(しみずのうまや)跡は屋敷跡の地割り遺構や、寺院跡の伝説もあり石碑が建てられています。
石碑の竿石は 諸地区西部より、天神地域に通じる農道と接続する花川に架かっていた唯一の石橋で昭和38年頃改修工事の際はずして保存しておいた数百年の歴史を持つもので、台石は県道小諸−袮津線、諸地域上部を通るバイパス道路建設の際 飯綱山の麓より出た自然岩石です。
この竿石の保存や、台石の確保は田中幸太氏の心掛けられたもので、碑書は氏の遺墨です。
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