_ も ど る _
相生町にある
「古城の宴(うたげ)」歌碑
和泉屋(相生町)さんの前に歌碑があります。
昭和45年 新店舗完成の時、新銘菓に「古城の宴」と命名し、栞(しおり)に 詩人として名を馳せていた 龍野咲人に詩作を依頼した。
詩人は快諾し、一編の詩「古城の宴」を創作した。詩碑は新店舗記念として詩人の揮毫で建立した。
古城の宴
時はくずれる
砂時計の砂のように
荒れた古城をさまよいながら
沈黙の底ふと匂いうかぶ
壮麗な宴よ
居ならぶ群臣 綺羅の星
みずからが花である春夜
少女のくちびるにくれないは濃く
ござんなれ
若殿もりりしく立ち舞って
ああ 時はくずれる
小諸の山河
ひとすじ残るふるさとの道へ
龍野咲人
_ も ど る _