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本 丸
幕末の三舟
鉄 舟 ・ 泥 舟 ・ 海 舟
本丸の 佐々木如水盛信筆塚。[右]
佐々木如水盛信は享和三年(1803)小諸藩御持筒役小竹半太夫の
長男として生まれ、文武両道に秀で門弟千人を数えたといいます。
文久三年(1863)幕末騒乱の時、徳川三百年の恩顧に応えるため
勇躍江戸に向かい、新微組に参加。明治を迎えるや門弟達により北国街
道入口にこの筆塚が建てられ、平成七年十月に本丸に移されました。
新微組への参加で親交があった山岡鉄太郎(鉄舟)の題額と、高橋精一
(泥舟)の書が刻まれています。
勝安芳(海舟)の筆になる「懐古園の碑」[左]は明治十四年(1881)
十月に懐古園が造られた時の記念碑。
佐々木如水盛信筆塚と懐古園の碑の 三舟(鉄舟・泥舟・海舟)は
幕末の江戸市中を戦火から守った人物として幕末の三舟と讃えられ
ています。三舟三筆が一堂に揃い、まことに貴重な類をみない文化財
です。
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