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JR 小海線
乙 女 駅
JR KOUMI-SEN OTOME-EKI
大正4年8月8日開業。
戦時中の昭和19年に廃止されたが、昭和27年3月1日に復活した。
乙女の語源は「大遠見」(おおとおみ)==遠くまでよく見える==らしいが、いくつかの民話がある。
昔、この付近に貧しい父と娘がいた。孝行娘は酒好きの父の為酒を買っていたが
とうとう金もなくなり、途方に暮れていると、お年寄りが泉の水をくむよう教える。
帰宅後父親に呑ませると、それはおいしいお酒だったので、父親は「神様が下さった酒を働かないで呑んではばちがあたる」と改心した。
また、別の伝説では、毎日の激しい労働にたまりかねた娘が、大遠見に佇み物思いにふけていた。そこに若者が現れ優しい言葉をかけた。それ以来娘は若者に恋心を抱き毎日若者に会いに来た。が、ある日誤って小川に転落し、若い命を失った...
縁起切符も、娘貰(こもろ)−男答女(おとめ)[縁談成立]や、「乙女は清里へ」とうたった入場券のセットなどがあった。
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