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大 手 門 石 垣
大手門の石垣です。
途中から積み方が違っているようですね?
その訳は
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この石垣に向って矢印の右側が旧小諸城大手門の古い石垣で野面積になっています。
左側は現代式の切石積で積み方が全く異なっている事が分ります。
この左側の新しい部分は大塚酒造が酒蔵を建てる時(時期は不詳)に出た残土を処分する為
当時大塚家所有の大手門の石垣に続けて石組み造成したものと言われ
旧石垣の奥行き面は隠れている筈です。
新しい石垣が巧に築かれ続いているので同じ時代に築かれた様に見えますが
良く見ると矢印の辺りで積み方の違うのが分ります。
その時に作られた蔵が写っている航空写真です。
黄色の丸の中にある大きな蔵がそれです。
今、蔵はありません。跡地はローラースケート場になったりしましたが
現在は駐車場になっています。
寛文3年(1663)「小諸御城内御絵図」
「小諸城城郭絵図」(小諸市誌編纂委員会刊)より
大手門付近を部分拡大。
斜線部分が埋立部です。
大塚芳直さんが大塚藤吉さんから聞いた話をもとに構成致しました。
大塚芳直さん有り難う御座いました。
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