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お 雛 さ ん
うちのお雛さんは享保雛(きょうほうびな)で、大きさは
男雛が33cm(高さは冠なし)、女雛が39cm(高さは冠含む)です。
染色は、全体的に落ち着いた草木染めの色で、男雛女雛
五人囃子 随身(左右)は 江戸時代後期のものです。
享保雛は京都で生まれ各地に伝播した雛人形で、
江戸時代中期から作られたお雛さんです。面長の
顔に切れ長な目が特徴で、女雛の袴は紅の平絹
で作られ、なかに綿を多くいれ丸く脹らましている。
お道具には碁盤・桶・糸車・硯もあります。雛道具は婚礼調度のミニ
チュア版とも考えられ、また生まれた子どもが道具について学習でき、
情操教育の一環として小さい頃から遊びながら道具の使い方などを学
習していったものとも考えられるそうです。筝、三味線、胡弓の三曲、
碁盤、将棋盤、双六盤の三面や文房具等様々な物があったそうです。
ひなの概要
享保雛1対・五人囃子・随身(左右) (以上江戸時代後期)三人官女(明治後半から大正頃か)
他にもう一組の三人官女、三仕丁(小型)、雛道具(以上年不詳)などがある。
資料提供 小野和英先生
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