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高濱虚子 笠石の碑
「秋晴の浅間仰ぎて主客あり」
昭和31年に小山栄一氏が建立しました。
浅間焼石の上にのっている笠石は氏の自宅から運ばれました。
栄一氏宅で招宴を催している席に疎開していた虚子先生も同席し
酒を交わしていた時の事です。
虚子先生が中庭の石を「栄一さん、あの石は好い石ですね」と
二度ほど言われたそうです。
後年、虚子先生の文化勲章受章記念に栄一氏が、虚子先生の散歩道で
浅間と蓼科が見渡せるこの地に句碑を建立しましたが、「あの時先生が、二
度おっしゃたと言う事は句碑を作るならあの石を使って下さい」と栄一氏流に
解釈し、その笠石を使ったのです。
その姿は笠を被った旅人にも見えます。
[建設風景や除幕式の模様は小諸高濱虚子記念館に展示されています]
笠石の碑から見える浅間山
虚 子 庵
高濱虚子先生は昭和19年から22年までここに疎開していました。
温暖の地(愛媛県松山市)に生まれ、鎌倉に生活していた虚子先生にとって
厳しいが、美しい風土・暖かい人情の当地にて、新たなる世界を育みました。
わたくしの祖父(義三)も虚子先生から「秋草」を戴き、この虚子
庵に訪れ俳句を教えて戴きました。
市立 小諸高濱虚子記念館
虚子先生の偉業を顕彰するとともに
小諸時代の作品・資料を展示しています。
立派な虚子先生筆句屏風や、貴重な資料が展示されています。
入館料 : 300円(小中学生 : 200円)
電話 : 0267−26−3010
* 句会にご利用下さい。 会議室は1日/1,500円です *
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